2012年05月15日
B1(05),B2(05)/05月14日研究会ログ
●コンゴアカデックスプロジェクト

今年度のプロジェクト課題である小学校校門について、前回議論されたレンガ積みアーチ構造と日干しレンガの配合に加え、実施設計図の作成や日程行程の確認などが行われました。
(レンガ積みアーチ構造〉
今回作成した1/2スケールのモックアップをうけて、次回は日本の既製品のレンガを使用し、アーチ部分の製作過程に必要な支保工のプランを検討して、もう一度モックアップを製作することとなりました。今後は1/50スケールでモックアップ用図面の書き出しを進めながら、並行して、レンガや支保工、合板などの材料の調達をし、再来週までにモックアップを完成させます。
(日干しレンガ〉
前回と同じく、土・セメントと藁など材料の配合を検討する必要性が見られました。日本でも実験できるよう、日本の既製品と同サイズで進めます。垂木によって型作りをする検討がなされました。
(実施設計図)
実施設計図は表紙―目次―工程表―図面―施工計画書など、プロジェクトのプランの詳細を盛り込みA3サイズで作成します。
(日程工程表)
日程工程に関しては、限られた時間内に求められる工程を完成させるために、クリティカルパス(基礎や壁など最重要事項)を確定した上で計画する必要があります。そのために、各自の渡航日を前後に延ばすことによって、今回のプロジェクトのテーマである校門の完成までの計画のアウトラインを確認しました。
前日程組(8/13 -9/14):立元、立花、西山/梶原(帰国日未定)
コア組(8/20- 9/5):松原さん、植野、鈴木(帰国日未定)
保留:安藤
来週までに各自の渡航日程を確定させ、日程工程表を完成させます。
その他にも、去年の実施設計図の確認や、渡航準備としてビザや予防注射の手配など、手際よく遂行することが求められます。
●口永良部島古民家リノベーション設計

前回に引き続き以下の3つのプロジェクトについて、松原さんからのチェックがありました。
〈寄合所設計〉
構造・内装の修正と図面に関するいくつかの指摘がありました。
・吹き上げが強いため軒出を1500→900へと短くする
・おえる寸法を軒桁下端から梁下端に変更
・雨戸は1スパン3枚とし、解放した際は収まりの良いように設計する
・大広間の床は畳とする
・アプローチ、エントランス部分を検討すること
・床下収納はエントランス付近に移動し、キッチン・トイレにはそれぞれ窓を開ける
・基礎は独立基礎として、栗石を敷き、高さは1000-1200mm程度とする
・スケッチアップはアイレベルで作成し、付近にある温泉・堤防などの周囲環境を入れる
・平面図の横には島民の方が見ても分かりやすいように基礎を含めたアクソメ図をつける
〈お祭り用照明設計〉
前回の議論を受けて、お祭りを演出する大行灯と港と集落を結ぶ小行灯の2つの提案がありました。今後は、島でとれる竹とプレカットした合板の組み合わせで照明をつくる方針です。どのように形に落としていくか具体的提案が引き続き求められます。
〈体育館仮説間仕切り設計〉
滑らかな美しい曲線を作りだすため、釣具にかける穴数をふやし、短い直線の集合によっての解決を目指しましたが、ワイヤー数を増やす必要が出たため断念しました。代わりに、布の下に設置する土のう数を増やすことで曲線を操作する案に決定しました。またワイヤーの留め位置に関して、体育館の柱間と手すりの間隔が違うため、ピッチを変化させる必要があります。毎度、各部のコンビネーション工夫によってイメージする形に近づきつつあります。次回までに図面のアップグレードが求められます。
●のりうつり建築設計

今週は前週から更新された図面と模型に加え、手描きパース、仕上げ表、のりうつり設計の内容提案が用意され、松原さんから以下のような指摘がありました。
(アドバイス)
[図面]
・スケールにあった線の設計をする
[模型]
・素材を表現する
・設計者の意匠を正しく表現するためにも、細部まで忠実に再現する
[パース]
・写真をなぞるのではなく、構成を立体的に把握するためにフリーハンドによって描き、練習を重ねる
・メジ、寸法を書き込む
・色は設計者の意図を表現するため以外は基本的に使わず、白黒だけでテクスチュアを表現し、外部環境を表現する場合は写真を張り付ける
・消失点を意識して立体を表現する
[のりうつり設計]
・設計者の意図を捉えた上で、設計者になったつもりでアレンジを加える
・そのためにも設計者・住人の方に訪問させていただけるよう連絡をとる
[仕上げ表]
・材料は記号化して、パースと対照できるようにする
今回は各自、完成度・進行度の差が見られました。来週までには、今回の指摘を踏まえ、成果物の精度を高めてくることが課題となっています。各自の取り組みの意識が問われています。
各々がそのプロジェクトを通して、今の自分と向き合い、弱点を克服し、どのように成長していくのか。中間地点を目の前にした今、自分のゼミに対する関わり方について考えさせられました。(西藍子)









